2011年06月09日

進化を続けるラスベガス

米国から

 「彼らは全部をつくってしまった」――興奮気味にヨーロッパから来たらしい家族連れの観光客が呟いた。

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 賭博の町として世界的に有名なラスベガスでも、最も人気のあるホテルの一つ、ベラージオ。イタリアのコモ湖をイメージした巨大な池で音楽に合わせて大小の噴水が舞い踊る野外ショーをたくさんの群衆が見守る。ラスベガスの無料アトラクションの一つだ。

 噴水の向こう側には、パリのエッフェル塔と凱旋門のあるパリス・ホテルが見える。実物そっくりの建造物群だ。
 近くには、自由の女神やエンパイ
アステート・ビル、ブルックリンブリッジを配したニューヨーク・ニューヨーク、エジプトのスフィンクスの背後にピラミッドがあるルクソール・ホテル、ベニスのゴンドラが浮かぶ運河やサン・マルコ広場がホテル内にあるベネチアンなどが人目を引く。

 ラスベガスは進化し続けている。第2次世界大戦直後の1946年にベンジャミン・シーゲルがフラミンゴ・ホテルを建設してカジノで収益を上げると、マフィアが次々にホテルを建設するようになった。

 80年代末から90年代にはマフィアの影響が薄れ、家族向けアトラクションやショーに重点を置いた巨大ホテルのブームが到来。中心的役割を演じたのはミラージュ、ベラージオなどを建設し「ラスベガスを変えた男」と呼ばれる不動産王スティーブ・ウィンだ。2000年代後半、景気後退、経済危機の中で、ウィンは27億ドルもの巨費を投じてウィン・ラスベガスを建造するなど、超豪華ホテル・リゾートの時代を開いている。

(K)

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