2011年07月25日

改憲問題で揺れる与党

タイから

 今月の総選挙で大勝したタイ貢献党は、憲法改正問題で揺れている。同党マニット法律顧問は、憲法改正に向けて、手初めに現行憲法存続か1997年憲法復活かを問う国民投票の早期実施を主張している。マニット氏は、「現行憲法を改正するか97年憲法を復活させなければ、タイ貢献党が解党処分を受けかねない」との危惧から憲法改正に舵を切ろうと意欲的だ。

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 一方、タクシン支持団体・反独裁民主統一戦線(UDD)幹部で今回の総選挙に当選したウェン氏は、憲法改正そのものには反対ではないものの、早急に取り組む課題が山積している中、今すぐに手を付けるべきではないとしている。

 同党の中には、ウェン氏らに同調する議員は少なくない。97年憲法は制定当初、最も民主的な憲法で少数党が寄り集まったこれまでの利権分配内閣からの脱却を担保できると評価が高かった。だが、タクシン元首相創設のタイ愛国党が圧勝し、保守派から「議会制独裁」を招いたと批判を呼び込み、5年前の軍事クーデターで廃止された経緯があるだけに、その復活には、反タクシン派が猛反発するのは必至だ。ウェン氏らが懸念するのは、こうした反タクシン派を政治の舞台に再登場させることで、再びタイがタクシン派の赤と反タクシン派の黄に二分され、国力をそぎ落とされることだ。

 同党が憲法問題でどう出るかまだ未定だ。だが、この問題をどう処理するかだけでも、新政権の将来展望は見えてくる。

(T)

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sekai_no_1 at 10:21│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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