2011年08月18日

届かない日本の味

ブラジルから

 東日本大震災に伴う福島第1原発事故は、地球の裏、ブラジルの日本食事情にまで影響を及ぼしている。

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 今年4月より、日本からブラジルに輸出される食品に関して東京都や福島、宮城県などを含む12都道府県以外の生産物であることの証明が義務づけられた。このため身近なもので言えば、海外在住の日本人にとってソウルフードの一つと言っても過言ではない「ラーメン」などが食べられなくなっている。

 今月初めには、サンパウロの東洋人街(旧日本人街)にある有名ラーメン店が、日本から冷凍輸入してきた麺やスープが手に入らなくなったことからラーメン販売を一時休止することになった。

 また、現地の北海道協会が例年のように開催してきた「ラーメン祭り」も、同じような理由で今年は急遽「やきそば祭り」に変更を余儀なくされた。

 さらに、日本食の入手に関しては、個人的な郵送物にまで原発事故の影響が出ている。日本から送ったはずの食品入り小包が、ブラジルの税関からそのまま日本へと送り返されることも多く、記者の周りでも「日本からの荷物が届いたかどうか」と日本人や日系人同士で確認し合うケースも。

 日本食が恋しくても手に入らなかった日系移民初期の方々や、今もって不便な生活をされている被災者の皆様には、小さな不便で申し訳ない限りだが、手に入らなくなってみて初めてありがたみが分かる日本の味だ。

(S)

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