2011年09月05日
5年で6人の首相
タイから
8月下旬に来日したタイのタクシン元首相は、日本とタイについて語り「タイではこの5年で6人の首相が誕生した。日本も間もなく6人目の首相が誕生する。日本もタイも、これ以上あまり首相を多くつくるべきではないと思う」と述べた。
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8月下旬に来日したタイのタクシン元首相は、日本とタイについて語り「タイではこの5年で6人の首相が誕生した。日本も間もなく6人目の首相が誕生する。日本もタイも、これ以上あまり首相を多くつくるべきではないと思う」と述べた。
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東京・神田の学士会館で「今後のタイ情勢について」と題して講演したタクシ元首相は、日本とタイの類似点を強調した。タクシン元首相は「金融面においてどちらも流動性は高いものの、貸し渋り問題が起きている。銀行はローンを出して不良債権になるのが怖いからだ。金融と経済というのは、卵と鶏との関係に似ている。銀行は経済成長してくれればローンを出せるというし、企業はローンを出してくれないと成長できないという」と前置きした上で「結局、経済というのは底辺から動かさないといけない。富裕層はただお金をため込むだけだが、貧しい人は消費に回すから経済が回りだす。経済を牽引するには、トップダウンでは不可能だ」と述べた。
また、タクシン元首相は「一国を経営することは会社経営に似ているところがある」とした上で、「まずは優秀な人材育成が必要だ」と述べた。サラリーマンばかり多くても、国は発展しない。中進国の罠にはまらないために、起業家精神の育成も必要だ。自由業や中小企業も忘れてはいけない。インフラ整備や貧困層も忘れてはならないし、そのためには成長が必要になると総括した。
ただ、タクシン元首相は政治家としてのキャリアこそ、十分積んできたものの、東南アジアの分断工作に入っている中国への警戒心は薄く、安全保障面での対応にやや危惧が持たれる。
(T)
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また、タクシン元首相は「一国を経営することは会社経営に似ているところがある」とした上で、「まずは優秀な人材育成が必要だ」と述べた。サラリーマンばかり多くても、国は発展しない。中進国の罠にはまらないために、起業家精神の育成も必要だ。自由業や中小企業も忘れてはいけない。インフラ整備や貧困層も忘れてはならないし、そのためには成長が必要になると総括した。
ただ、タクシン元首相は政治家としてのキャリアこそ、十分積んできたものの、東南アジアの分断工作に入っている中国への警戒心は薄く、安全保障面での対応にやや危惧が持たれる。
(T)
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