2011年09月19日

巨大ワニを観光資源に

フィリピンから

 先日、フィリピン南部で、世界最大級の体長6・4メートル、体重1トンの巨大ワニが捕獲された。テレビで連日のようにその動向が報じられるなど、国民の大きな注目を集めている。

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 そもそもこのワニが捕獲されたのは、住人や家畜が行方不明になる事件が相次いだからで、ワニは地元住人の生活にとって深刻な脅威以外のなにものでもなかった。

 しかし、捕獲してみると、あまりに巨大であったため、今では地元の脅威から一転し、観光資源としての期待が集まっている。人を食ったかもしれないワニだが、現地からは復讐を叫ぶような声はまったく聞こえてこない。まさに、その巨体が命を救った形だ。

 ワニには、捕獲作戦中に体調を崩して死亡した捕獲チームの男性に敬意を表し「ロロン」という愛称が与えられた。

 既にギネスブックの関係者が現地入りする予定となっており、公式に世界最大であることが認定されれば、さらにフィーバーは過熱することになりそうだ。

 とはいえ懸念事項もある。地元当局は、観光の目玉にすると意気込んでいるが、多くの見物客によるストレスからか、ロロンはずっと食べ物を取らない状態が続いているのだ。

 これまでに前例のない巨大ワニだけに、飼育が大きな課題となりそうだ。

(F)

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sekai_no_1 at 09:34│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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