2011年09月26日

古代宗教に接する

英国から

 毎年秋にロンドンでは各地域にある公的機関の建物(政府や自治体の建物、学校、美術館など)、歴史的建築物、文化・宗教・スポーツ施設などの中を一般公開する「オープンハウス、ロンドン」という日がある。今年は今月17、18日の両日行われたが、筆者は地元の近くにある「欧州ゾロアスター・センター」を見学してみた。

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 ゾロアスター教は古代ペルシャで栄えた宗教だが、イスラム教に押されてその信者の多くはイランよりもインドに移り住んでいるため、英国にも150年ほど前から徐々に移民としてやって来たという。日本人にはあまり馴染みのない宗教であり、これまであまり関心がなかった。だが、「天国と地獄」「救世主」「復活」などユダヤ教とキリスト教の中の多くの教えに強い影響力を与えており、ユダヤ・キリスト教の神学的内容の形成を知るには欠かせない宗教だ。

 ガイドの説明を聞いているうちに、「神の本質はすべての人間と被造物の中に住んでいる」というゾロアスター教の教えが案外身近に感じられた。その創造神、アフラ・マズダは太陽光によって象徴されているというから、完全に不可視の唯一神でもないようだ。古代世界で広く認められる太陽信仰から啓示宗教へと移行する上で登場してきた宗教のように思われる。

 ロンドンでは世界中のさまざまな宗教が書物だけでなく、宗教施設や実際の典礼を見ながら身近に接して学べるが、これは多文化主義の大きなメリットだ。

(G)

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sekai_no_1 at 14:33│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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