2011年10月10日

ようやく警官も着用

フィリピンから

 法律や規則を率先して守るのが警官の使命であるが、フィリピンにおいてこれは当てはまらない。この国の警官や交通取締官は、まるで自分たちは特別扱いであることを強調するかのように、ヘルメットを装着せずにバイクを運転しているのが当たり前だった。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ


 警官がこの体たらくなので、一般市民もヘルメット着用の意識は極めて低く、着用していても自転車用だったりと安全基準も実にいいかげんだ。またバイクの3人乗りなども禁止されているはずなのだが、マニラ首都圏でさえほとんど野放し状態。本来、取り締まる側の警官が規則を無視し、一般市民の違反を助長させているのだ。

 だが、なぜかシートベルトはマニラ首都圏では助手席での装着を含めてかなり厳しい。この手の違反は、警官のお手軽な小遣い稼ぎになるからかもしれないが、近所を運転していてうっかり捕まったという人は多い。タクシーの助手席に乗ると、必ず運転手にシートベルトを着用するように言われるのが、その厳しさを物語っている。これは言うまでもなく運転手が罰金を払うはめになるからだ。

 まったく不公平で矛盾した状況だが、これに文句を言う市民はほとんどいない。この国で権力者は特別待遇で当たり前だと思われているからだ。

 それでも、汚職をはじめとする権力の横暴の撲滅をハッキリと公言したアキノ大統領になってきてからは、少しずつ改善しているように見える。このほど就任した新国家警察長官は、ようやくヘルメット問題に言及し、ノーヘルの警官を摘発するよう通達を出した。そしてこれ以降、パッタリとノーヘルの警官を見掛けることはなくなった。

 フィリピン人もやればできるのだから、この調子で汚職の撲滅にも、どんどん力を入れてほしいところだ。

(F)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ


sekai_no_1 at 11:35│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


Profile
世界日報社
日刊紙を発行する新聞社。世界各地に特派員を配置し、海外情勢とオピニオンにめっぽう強い。日本初の電子新聞も運営中。
QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ