2011年10月20日

トイレは「従業員の特権」

ロシアから

 日本では、「お客様は神様です」という。そして、日本の大部分の会社は、お客様を実際「神様」のように扱う。客ではなく共産党が絶対者だったソ連が崩壊して20年。しかし、いまだにロシアでお客様は、神様ではない。

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 先日、筆者は公証人事務所に行った。ロシアの公証人は登記制で民間人が行っている。その建物には、「写真屋」「旅行代理店」「不動産屋」などが事務所を構えている。

 そこで、驚くべき光景を目にした。公証人事務所があるのは1階。そして、その階には、トイレが男女一つずつあるが、鍵が掛かっていた。最初は「修理中なのかな」と思ったが、そうではなかった。そこに事務所を構えている会社の従業員が来て、ポケットから鍵を取り出すと、しれっとトイレに入ったのだ。

 そう、このオフィスビルでは、「お客様はトイレ使用禁止」。トイレは「従業員の特権」なのだ。

 ロシア人に聞いてみると、「清掃人を雇う金を倹約したいのだろう」とのこと。私が唖然としていると、ある従業員ではない男性が、ガードマンに「トイレに鍵が掛かっているのですが…」と尋ねた。するとガードマンは、「向かいのビルの1階にあるからそこに行ったらいいよ」と平然と答えていた。

 日本や世界では今、「プーチンが大統領に返り咲けば、ロシアは発展するのか、停滞するのか」という「高尚なテーマ」が話題になっている。しかし、モスクワに住む日本人には、「それ以前の問題があり過ぎる」と思うのだ。

(Y)

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sekai_no_1 at 10:22│Comments(0)TrackBack(0)ロシア 

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