2011年12月12日

前大統領逮捕への反応

フィリピンから

 ついにアロヨ前大統領が逮捕された。在任中に何度も起きた退陣デモをはねのけ、まるで悪の権化のような存在と化した彼女だが逮捕に関する国民の反応はさまざまだ。

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 首の疾患でギプスを装着し車椅子に乗る弱々しいアロヨ前大統領の姿を見た国民からは、「もう年だし病気なんだから許してやれよ」という同情論と、「病気なんて逮捕を逃れるための演技に決まっている」という批判派に二分されているようだ。中には、もう彼女の顔は見たくないという完全無視派も…。

 テレビではアロヨ前大統領の報道一色だが、一般のフィリピン人からは過去の汚職への関心はそれほど感じられない。フィリピン人のあまり過去に執着しない国民性に加え、仮に汚職で有罪になったからといって、それが国民に還元されるわけではないことを過去の経験から知っている。逮捕のドラマ的な展開には興味があるが、汚職疑惑の真相が解明されることには、まったく期待していないというのが本音のようだ。

 アロヨ前大統領の汚職追及は国民にとても分かりやすく、アキノ大統領の高支持率の原動力となってきた。しかしこのアロヨ騒動が一段落すれば、経済の立て直しなど国民の生活に直結する課題に目が向けられることになるだろう。

 とにかくアキノ大統領には、3代続けて大統領が逮捕されるような事態にならないよう、ぜひ清廉潔白を貫いてほしい。それがフィリピンという国の信頼を回復する上で、今一番大事なことだと感じる。

(F)

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sekai_no_1 at 10:03│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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