2011年12月29日

日本映画に感動する人々

エジプトから

 国際交流基金は毎年、日本の映画をエジプト人に紹介する日本映画祭を企画している。交流基金スタッフによると、今年は、エジプトの革命後の建国の役に立てればとの思いから、日本人が戦後、どのように努力して国の繁栄を築いたかの様子が垣間見える映画を取りそろえ提供した。

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 短編ながら、日本人の勤勉さと時間・命・教育の大切さを訴えた「ある機関助手」と「教室の子供たち」は、参加したエジプト人らの絶賛を浴び、放映後の討論会では、感動したエジプト人男女らが次々に発言、自国の現状と比較して、日本から学ぶ必要性を訴えていた。

 「ある機関助手」では、事故を多発させまいと、わずか5分のダイヤの遅れを取り戻すために奮闘する姿を、「教室の子供たち」は、生徒一人ひとりの個性や環境を踏まえてきめ細かに指導する先生方の姿をそれぞれ映画化したもの。時間にルーズで、教育環境が未整備のエジプト人に大きな衝撃を与えた。

 しかし、鑑賞した日本人も含め最も感動を呼んだ作品は小泉堯監督作品の「明日への遺言」だった。第2次世界大戦末期、東海軍管区司令官だった岡田資中将が、19人の部下に罪が及ばないよう全責任は自分にあると主張、死刑に処せられる内容で、判決に不利になることを知りながらも無差別空襲した米軍こそ戦争犯罪と主張、空襲後パラシュート降下した米軍パイロット38人を斬首刑に処したことは「戦争犯罪人を裁いた」もので正当だと主張する。多くの軍人が罪を逃れるため偽証する中、死刑を恐れず真実を語る日本人の精神的高さを表現したものだ。

 昭和の下町の情景を題材にした「ALWAYS三丁目の夕日」や戦後の工場地帯の生活を題材にした「キューポラのある街」など、国を発展させる鍵を見いだせる作品が紹介された。

(S)

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