2012年02月27日

無神論教授の攻勢と反響

英国から

 欧米社会で無神論者の代表格になっているオックスフォード大学のドーキンス教授が最近、BBCテレビの日曜討論番組に出演、また同大学でウィリアムズ・カンタベリー大主教との公開討論会に臨んだ。どちらともオンライン視聴者を含めると国内外からの視聴者数は何千万人の規模になるものだけにその影響力は絶大だ。

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 日曜討論のテーマは「英国はキリスト教国家か?」。ドーキンス教授は、英国のキリスト教徒は減少しており、その信仰の中身も形骸化していてキリスト教国家とは言えないと主張。これに対して、国民の生活様式にはキリスト教文化がまだ深く根付いているとの反論があった。番組はキリスト教の政治的利用が問題という点を狙っていたようだ。

 カンタベリー大主教との公開討論会のテーマは「人間の本性と究極的起源の問い」であり、もっと哲学的だ。「魂は死後も存続するか」「人間は人間以外の先祖から進化したか」「神はなぜこの世の苦しみを許容するのか」。こうした問いに、教授が進化論の立場から問い詰めると、大主教は聞き役に回りながらも人間的経験の狭いレンズでは「神のイメージ」で創造された人間を捉えきれないと答えて、神の存在を抜きにできない点を強調した。

 教授の発言に関する方が視聴者の反応は多かったようだが、逆に言えば無神論者や世俗主義者の攻勢のおかげで、社会全体で宗教論争、哲学論争が活性化しており、神の存在がホットな話題になっているのは興味深い。

(G)

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sekai_no_1 at 13:12│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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