2012年03月01日

「ピザは野菜」の学校給食

米国から

 ピザといえば、不健康な食品の代表格。ところが、米国の学校給食ではなんとピザは「野菜」に分類されるのだ。トマトペーストが載っていることがその理由だが、栄養に関する基準が狂っているとしか思えない。

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 子供の肥満問題が深刻化する中、ピザやホットドッグなどを出す学校給食は、不健康な食習慣を助長する元凶となっている。そんな学校給食の改善に乗り出したのがミシェル・オバマ大統領夫人。

 1月に発表された給食の新ガイドラインでは、野菜や果物の量を2倍に増やし、塩分や脂肪を減らすことなどが盛り込まれた。

 ただ、食品業界団体による議会へのロビー活動によって、ピザは引き続き「野菜」として扱われるなど、健康的な給食にはほど遠い。それでも、改善に向けた一歩を踏み出したことは歓迎すべきなのだろう。

 教育現場で健康志向が表れ始めているものの、一方で、不可解な“事件”が起きている。ノースカロライナ州の小学校で、ある母親が子供に持参させた昼食は政府が定める栄養基準を満たさないとして、学校がその子供にカフェテリアでチキンナゲットを食べさせたというのだ。

 母親が持参させた昼食はターキーサンドイッチやバナナなど。チキンナゲットに比べれば、栄養面でははるかにマシである。

 学校は子供に不健康な食事を与えながら、チキンナゲットの代金を母親に請求。母親が激怒したのは言うまでもない。

(J)

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