2012年03月15日

「日本車」攻勢なるか

ブラジルから

 最近になって、ブラジルの街中で特徴ある丸みを帯びたクルマをよく見かけるようになった。日産がブラジルの大衆車市場に向けて投入した戦略車の「マーチ」だ。

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 昨年のメーカー別自動車販売ランキングで12位と低迷していた日産は、「マーチ」の販売好調と「バーサ」などの新車種投入を受けて販売台数が倍増、今年2月までの販売台数でメーカーランキング6位に上昇した。マーチの販売台数は、同社の総販売台数の実に3割以上を占めている。

 「マーチ」が成功した要因は、「日本車」というブランドと「高品質」「低価格」のキーワードだ。ブラジルの自動車市場でボリュームゾーンと言えるのが、政府によって税制優遇措置が与えられている「リッターカー」だ。

 ブラジルの新車販売台数の過半数がこの車種で占められているが、ブラジルで高級車メーカーとして認識されてきた日系メーカーは、ボリュームゾーンの車種を販売してこなかった。

 そのため、日産は「マーチ」を「日本メーカー初の大衆車」として宣伝、5000回以上の部品テストに耐える「日本品質」をテレビコマーシャルなどで強調すると同時に、戦略的な低価格を打ち出してきた。

 日産だけでなく、トヨタもインドで既に発売されている新興国向けの戦略車「エティオス」のブラジル投入を決定した。

 ブラジルは現在、中国、米国、日本に次ぐ世界第4位の自動車市場として成長してきている。このところ韓国、中国からの投資に押されがちだが、日本メーカーの強みを生かした製品が、もう一度ブラジル市場で広く受け入れられる姿を見たい。

(S)

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