2012年03月19日

「火期」

タイから

 タイは雨期入り前の3月、4月が一番暑い時期だ。だからこの時期、都市でも山間部でも火災が最も発生しやすくなる。

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 3月初旬には、北部ラムパン県で森林火災が発生し、樹木が倒れて送電線が切断されたことから、近隣の2万3000戸以上が停電となった。直接的な森林火災の原因は野焼きの火とみられているが、乾期末で日中の温度は高くなることから、いったん火が付くと一気に火勢が増し、十分焼いた後でないと火の勢いはとどまることがない。

 またグランドパークアベニューホテル(スクムビット通り22)から出火し、ロシア人女性1人が死亡し、20人以上が負傷したことについて、ティラチョン・バンコク副都知事は「宴会場の違法改築が原因かもしれない」との見方を示した。

 さらに日本人が多く住むスクムビット通りのオフィスビル、FICOプレースでも出火し、大きな被害が発生した。ティラチョン副都知事はこの火災を受け、都庁が条例を制定して中層以上のビルにスプリンクラーの設置を義務付ける方針であることを明らかにした。

 この時期、バンコクのあちこちでタイの国花であるゴールデンシャワーが一斉に花をつける。藤の花のように房状に垂れ下がって咲く黄色の花は、火災を警告する黄信号でもある。

(T)

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sekai_no_1 at 11:14│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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