2012年03月29日

桜のもう一つの名所

米国から

 春は米国の首都ワシントンが最も美しくなる季節だ。春のワシントンの主役はポトマック河畔を薄いピンクに彩る桜である。

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 白亜のワシントン記念塔やジェファソン記念堂を背景に満開になった桜の花がポトマック川の入り江タイダルベイスンを埋め尽くす。地元はもとより全米各地からこの絶景を一目見ようと殺到する米国市民が感嘆の言葉を発する。それを聞くたびに、日本は賢明な贈り物を米国民にしたものだと感心してしまう。

 桜が満開になっている期間はせいぜい1、2週間と短い。しかし毎年咲き続ける桜を見て、米国市民はいつも日本との友好親善に思いを馳せる。いかなる外交官よりも見事に外交の役割を果たしている。

 第3代大統領を祭ったジェファソン記念堂が1939年に建設されようとした際、その建設予定地に植わっていた桜が切り倒されようとした。地元の米国人婦人たちが桜の木に自分の体を縛り付け、日米友好の印である美しい桜を守ろうとしたエピソードも残っている。

 今年は、旧東京市がタフト大統領時代の1912年に3000本の桜の木をワシントンに寄贈してから100周年だ。桜祭りは例年は2週間だが、3月25日に開幕した今年の桜祭りは4月27日まで5週間続き、日本の文化や風物を紹介する様々な行事が開催される。
 ワシントンにはポトマック河畔以外にもう一つ、知る人ぞ知る桜の名所がある。ワシントンのメリーランド州側郊外にあるケンウッドの高級住宅街だ。ケンウッドでは家という家が桜を庭に植えることになっており、広大な住宅街を見渡す限り桜の花が覆う。日本にはない住宅街の桜は、日本からの駐在員にはポトマックの桜以上に人気がある。

(K)

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