2012年05月17日

大統領選挙戦の弊害

エジプトから

 エジプトは今、5月23、24日の大統領選に向け、各候補者の顔写真が街頭を飾る選挙戦の真っ最中だ。

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 ところがある識者は、新大統領が決まるまで、官僚は様子見をして全然働かないと嘆いた。その最たるものが警察官僚らしい。警官も働かないとみえ、犯罪が増加。覆面姿の武装強盗団が各地に出没しては強盗を働くことから、住民は、新たな鍵やインターホンの設置など、対応を余儀なくされている。

 4月中旬から末にかけ、火災が相次いだ。一番派手だったのはスエズ市の石油会社の炎上で、火柱は60メートルに及んだ。大規模な延焼が発生し、6人が死亡した。その他、大型デパートやナイル川に浮かぶ船、ティッシュ工場などが火災に見舞われた。

 日本関係では東芝の工場で大規模火災が発生した。労働者400人が負傷、被害総額は3000万ポンド(約3億9000万円)に及ぶという。

 大統領候補者10人が失格処分になったことに対する一部勢力の復讐だとのうわさが広まっている。

 国外に住むあるエジプト人は、最近の故国を見て、「危険で嘆かわしく、今の政治状況は気分が悪くて、ニュースも見たくない。もう帰りたくない」とさえ言っている。

 ただ、最近「安全宣言」を出し、成田との直行便も回復、日本からの観光客は増加傾向だ。首都カイロのタハリール広場などは危険だが、地方の観光地は安全だとの立場らしい。

(S)

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