2012年07月03日

威勢のいい?医者たち

韓国から

 「もうあんたなんかに診てもらわない!」(患者)
 「『あんた』とはなんだ。二度と来るな!!」(医者)

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 けがをした小学生の息子を連れて行った病院での出来事。ギプスをした男性患者が診察室から出て来るなり、大声でまくしたてた。すると医者も負けじと椅子から立ち上がり、患者をにらみ付けながら罵声を浴びせたのだ。フロアにいた順番待ちの患者たちや看護婦などのスタッフが一部始終を目撃していたが、お構いなしである。

 韓国には大学病院を中心に患者に対して権威的な医者がまだ多いという。診察室でどんなやりとりがあったかは知らないが、サービス精神や「患者は顧客」という意識があったら、腹が立つからといって怒鳴り散らすことはなかったはず。病院名に「サラン(愛)」という言葉が入っていて、余計に虚しさを感じてしまった。

 こちらの威勢のいい(?)医者には時々戸惑うが、これもお国柄か。先日も集団で手術を拒否するストを予告し、波紋が広がった。問題だった過剰診察と健康保険財政を改善するための制度導入に反対したのだ。要は報酬が減ることを恐れた医者たちの反乱なのだが、患者を“人質”に取るところがスゴイ。

 9年前、朝鮮時代に実在した名医・許浚の生涯を綴った「小説 東医宝鑑」の訳者を都内で取材したことがあった。主人公は不遇な出自など逆境をはねのけながら献身的な治療で多くの人を助け、治療法の発見にも貢献した。小説を基にしたテレビドラマが日本にも紹介され、韓流ファンを魅了している。「昔の人だが頭が下がる」。訳者の言葉が今になって思い起こされる。

(U)

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sekai_no_1 at 15:02│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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