2012年07月30日

お寺銀行

タイから

 15年ほど前の1997年、タイは通貨危機に見舞われた。一気に経済はしぼみ、町中が建築現場のようだった活気も消えた。町一番の繁華街であるシーロムに近い、ITビルの建設もストップした。だが雨ざらしのITビルの前にあるお寺だけは、新しい仏堂も建設し、全ての屋根もふき替えて黄金の輝きを増し加えていたのを鮮明に覚えている。

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 経済が低迷し台所事情が苦しくなればなるほど、人々の寄進は増える構造を初めて知った。

 そのタイのお寺が持っている財に目を付けたのが財務省だ。

 現在、財務省はお寺銀行の設立を検討中だ。

 仏教国タイでは、お寺に集まる信者からの寄付金など巨額の預金をしている寺院が少なくない。タイ国内の仏教寺院が銀行に預けている総預金額は2000億バーツ(約5400億円)を超えるとされる。この資産活用を考えた財務省は、仏教寺院専用の銀行開設をもくろんでいるというのだ。

 東南アジアでもシャリア(イスラム法)に基づくイスラム金融が活況を呈するようになっている。イスラム金融とは聖典コーランの教えに沿った金融業を指す。シャリアでは金利を否定することから、金利の代わりに配当金という概念で“利払い”を行ったり、アルコールやたばこ、カジノ、イスラムで不浄とされるブタなどに携わる企業では運用しないほか、先物取引には手を出さないなどいろいろ工夫を凝らし、宗教的制約下での金融業を営んでいるが、お寺銀行もお釈迦さまの教えを尊重して、バーや特殊浴場など風俗産業には融資しないという。

(T)

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sekai_no_1 at 11:55│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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