2012年10月29日

式を挙げぬカップル増加

フィリピンから

 国民の8割がカトリック教徒といわれるフィリピンで、教会での結婚式離れが進んでいるという。

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 このほどカトリック教会系のラジオ局が行った調査によると、教会で結婚式を挙げたと答えたカップルは42%にとどまり半数を下回った。調査は2500人を対象に、全国規模で行われたものだ。

 この結果に対し教会関係者は、結婚式を行っていない残りの過半数のほとんどが、結婚をせずに同棲しているカップルだと推測。これまで社会に浸透してきた、教会で結婚式を行い祝福を受けるという伝統が崩壊している実態が浮き彫りになった形だ。
 一部の女性団体からは、人々が教会での結婚を敬遠する理由を、費用が掛かり過ぎるからだと指摘し、教会運営の在り方を批判した。しかし教会側はシンプルな挙式ならば、庶民にも手の届く金額で行えると反論。世界遺産として有名なサンアウガスティン教会でも、飾り付けや合唱団などの費用を含め2万5000ペソ(約5万円)程度だと、お手頃価格を強調している。

 しかし注目すべきは結婚式離れよりも、同棲による事実婚が急速に広がっていることだろう。フィリピンは法律で離婚を認めない、世界でも珍しい国だが、これが現実にそぐわないと感じ、結婚を躊躇するカップルが増えているのかもしれない。

 アジア有数のカトリック教国であるフィリピンにおいても、結婚に対する意識が変化しているようだ。

(F)

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sekai_no_1 at 11:19│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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