2012年11月06日

中国プロパガンダへの否定的反応

英国から

 英保守系代表紙のデーリー・テレグラフは最近、中国の宋涛外務次官による寄稿記事「中国と欧州は共に強くなれる」(10月31日付)を掲載したが、同記事に対する多くの読者のコメントを見ていると、「中国政府によるプロパガンダには乗らない」といった意見が大勢を占めていて、少し安心した。

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 記事は尖閣問題にも触れて、「日本が19世紀の終わりに中国から盗んだ」「現在の対立は、全て日本が始めたものだ」といった一方的非難を浴びせている。

 これに対して、ある読者は「ナショナリズムは中国の専売特許じゃない。日本にだってナショナリズムとプライドの権利がある。ある国だけを永久に歴史の侵略者にすることはできない」とコメント。別の読者は「尖閣論争は軍事紛争にはならない、中国がボスだという日本に対する警告だ」との見方だ。

 チベットでの人権弾圧、南沙諸島での領土要求などを行っている、“遅れて来た帝国主義国家”中国の言うことをほとんどの読者は信用していない。別の読者は「テレグラフ紙は、思考停止の国家プロパガンダ記事を発表するのをなぜ拒絶しなかったのか」と批判している。

 中国政府はカネに物を言わせて欧米諸国でメディア攻勢に出ているが、こと言論に関しては極度に洗練され、狡猾ですらある英国では、知識人層はいわずもがなインターネット世代に対しても、稚拙なプロパガンダは通用しないようだ。

(G)

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sekai_no_1 at 10:29│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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