2012年11月29日

破壊される歴史遺産

エジプトから

 エジプト紙が、カイロ市近郊のヘルワン市にある日本庭園内の仏像の顔面が何者かによって破壊されたと報道、それを読んだ助手が「大変だ!大変だ!」と叫びながら事務所にやってきた。

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 イスラム過激派指導者が地元テレビを通じ、「ピラミッドとスフィンクスを破壊せよ」と呼びかけた直後だっただけに、エジプトの古代遺跡もアフガニスタンのバーミヤンの仏像のごとく破壊される日がやってきたのかと驚いたが、まずは事実確認。

 駐エジプト日本大使館に問い合わせたところ、その情報は、過去に破壊された仏像が、最近破壊されたとのデマとなって流れたもののようだとの回答、胸をなでおろした。

 アフガニスタン・バーミヤン石窟の世界最大の大仏立像2対がイスラム過激派タリバンによって破壊されたのは2001年3月。アッラー(イスラム教の神)以外を崇拝することは「偶像崇拝」として厳しく禁止されるべきとのイスラムの教えを実践したのが大仏破壊の理由だが、自分の宗教信念のために他宗教が崇拝する歴史的遺産を破壊する行為は独善的・排他的行為以外の何ものでもない。

 ルクソール神殿やカルナック神殿にある彫像の大部分の顔が破壊されているのも、偶像崇拝を禁じる信仰のなせる業が一つの要因のようだ。歴史的遺産が実にもったいない。

(S)

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