2012年12月31日

多文化社会への急変

英国から

 昨年春に実施された10年毎の国勢調査の結果がやっと今月上旬に発表され、英国社会が過去10年間に大きく様変わりしている実態が統計上も明白になった。主な要点を拾ってみると、イングランドとウェールズではまず、移民が380万人増加し、全人口5610万のうち13%(前回の2001年調査では9%)を占めるようになったこと。特に、ポーランド、インド、パキスタンからの移民が急増した。他方、英国生まれの白人は80%を切り、特にロンドンでは45%まで下がった。

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 宗教文化的背景でみると、キリスト教徒が59%、無宗教25%、イスラム教5%、ヒンズー教1・5%などとなっているが、キリスト教徒が12・4ポイントも減少しているのに対して、無宗教が10・3ポイントと大幅に増加、イスラム教徒は1・8ポイントと微増している。この結果から、イスラムの脅威というよりもむしろ世俗化の脅威の方が深刻だとみるべきだ。

 結婚の割合が減少しているのも特徴だ。16歳以上での既婚率をみると、過去10年間で51%から47%に下がり、半数以上が正式に結婚していない。

 英国生まれの白人は、キリスト教の伝統を捨てて物質中心の現実主義的生活に流されている姿が浮き彫りになってくる。彼らが少子高齢化の傾向にある一方、移民は勤勉に働き、英国に定着できるように必死に努力している。

 英政府は今、移民制限の方針を取っているものの、英国の将来は移民たちの活力に頼らざるを得ない状況になりつつある。

(G)

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sekai_no_1 at 09:02│Comments(0)TrackBack(0)ロシア 

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