2013年01月08日

路上の札束

タイから

 タイのバンコクで現金輸送車の後部ドアが開き路上に転げ落ちた現金330万バーツ入りの袋を、タクシー運転手が拾い届け出た。

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 このタクシー運転手は年末早朝の午前3時ごろ、バンコクのラマ3世橋近くを走っている最中、何かが車にぶつかったことから路肩に車を寄せ、路上に落ちていた袋を拾った。その袋をタクシーに詰め込み帰宅した後、袋を開けると多額の現金が入っていた。びっくりしたタクシー運転手は、直ちに交通情報専門のラジオ局に届け出たことから現金輸送業務を担当した警備保障会社に返却された。

 タイではこうした正直者のタクシー運転手の話が、年に1度か2度出てくる。

 大抵は多額の現金を入れたバッグをタクシーに忘れたものを、タクシー運転手が猫ばばせずに警察に届けるといったケースが多い。ただ今回のケースは、現金輸送を担当した警備会社社員3人の言動がどうも怪しいことから、警察はその詳細を調べ出す方針だ。

 警備会社社員3人の言動が一致しないばかりか、曖昧な点があるだけでなく、通常は機能しているはずの現金輸送車に設置済みの防犯カメラが故障していた。

 警察とすれば、この現金紛失話に違和感を覚えて徹底捜査する方針だ。

 考えられるシナリオは、現金輸送車の3人が共謀して後ろのドアが開いて、現金袋が路上に落ちたことにして、仲間がその直後に拾い上げ山分けするものだが、正直者のタクシー運転手が仲間が動く前に拾ってしまったというものだ。

(T)

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sekai_no_1 at 11:08│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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