2013年01月10日

真面目な正教徒の苦悩

ロシアから

 ロシアは多民族、多宗教国家。しかし、一般にイメージするロシア人(=スラブ民族)の大部分は、自分のことを「ロシア正教徒」と考えている。もちろん、日本の「仏教徒」と同じで、宗教的規則を厳格に守っている人はそれほど多くない。しかし、中には、「ロシア正教」のルールを真面目に遵守している人もいる。筆者の知人ミハイル君もその一人。

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 ロシアのクリスマスは、カトリックとは違い、1月7日に祝われる。そして、その40日前から、ロシア正教は「節食期間」に入る。40日間、「動物性」の物は、口にしてはいけないのだ。たとえば「肉」「卵」「乳製品」など。

 ロシア人、特に男性は「お肉大好き」な人が大多数。そして、ロシア人は、「牛乳」「ケフィア」「チーズ」など乳製品をおそらく日本人の10倍くらい消費する。しかも、牛乳・卵は、たくさんの種類のお菓子やケーキなどにも使われており、「原材料名」を読めば、食べられないものだらけ。真面目なロシア正教徒ミハイル君は、40日間、大好きな「動物性食品」を口にせず、耐えて暮らす。

 最大の試練がやってくるのは「大晦日」。ロシア人は、仲のよい親戚、知人で集まり、「飲み食い」しながら新年を迎えることが多い。しかし、ミハイル君は、おいしい料理のほとんどを食べることができず、しかも(これも正教の決まりにより)「酒」を飲むことができないのだ。これは、世界に知られた「酒好き」ロシア民族にとって辛い。 ミハイル君は、皆(特にのんべえの男たち)から「KYだ!」と村八分にされても、大晦日を耐え抜いた。苦労のかいあってか、1月7日には、「イエスをとても身近に感じた!」とか。

(Y)

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sekai_no_1 at 11:39│Comments(0)TrackBack(0)ロシア 

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