2013年01月14日

交通事故

タイから

 タイ東部プラジンブリ県で、両親とジョギングをしていた韓国人女子高校生(15)が年初、乗用車にはねられ死亡した。少女は正月休暇で、家族と一緒にリゾート施設に宿泊していた。

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 乗用車を運転していたのはタイ人の女性教師で、タイ字各紙もこの交通事故を報道した。この記事で目を引いたのは、自動車事故を起こした女性教師が現場から逃走せずに、警察に自動車運転過失致死傷容疑で取り調べを受けていたことだ。

 タイでは物損事故など小さな交通事故ならともかく、人的損傷を伴った深刻な交通事故では多くの場合、運転手はそのまま車で逃走を図るか、バスなどの公共車両ではバスそのものを放置して運転手だけ逃走を図るケースが結構多い。

 タイでは日常生活で、本名を名乗ることはまずなく、ムー(豚)だとかレック(ちび)といったあだ名で呼ぶことが通常、行われており、どこか他の都市に流れていけば訴追はかなり難しい。

 逆に言えば、何かトラブルがあっても第二の人生の仕切り直しがやりやすい柔構造型社会であるとも言える。

 ともあれ自分が犯した罪から逃げずに、裁きの場に進んで踏み入った女性教師の姿そのものが、近代市民の矜持の持ち方を国民に教えているようにも見える。

(T)

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sekai_no_1 at 11:16│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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