2013年02月04日

初の鉄道が開通

アフガニスタンから

 昨年夏、アフガニスタン初の鉄道が開通した。
 ただ北部マザリシャリフの空港から北の隣国ウズベキスタンとの国境の町ハイラタンまでの75キロと短く、人を運ぶのではなく貨物専用鉄道だ。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ

 アフガニスタンは海のない内陸国なので、海外から陸路で物資を輸入するが、トラックよりも鉄道輸送の方が「安く早く多く」運べるメリットがある。現在、アフガン復興に必要な鉄鋼や木材、食料などをウズベキスタンから輸入する動脈の一つとして地元では歓迎されている。

 さらにアフガニスタン政府は将来、この鉄道を延長してイランやパキスタン、トルクメニスタンなどといった隣国まで延ばすことで、戦争と内戦に明け暮れて立ち遅れた国内のインフラ整備を本格的に始めたい意向だ。

 ミッシング回廊となっているアフガニスタンが隣国とつながる交通インフラを整備することで、国内経済の活性化を図ることが可能だからだ。

 アフガンの国家財政は、大半が外国の援助に頼っているのが現状だ。この依存体質を減らし、国家の自立を目指すには、各地に埋蔵している天然資源の開発しかない。
 アフガンには鉄鉱石や銅、石油やガスなど推定で1兆ドル近い天然資源が眠っているとされる。その資源を開発し、運び出す輸送インフラさえ整備すればその波及効果は大きなものがある。

 課題はテロを克服し早急な治安回復を図ることだ。昨年開通したアフガン初の鉄道沿線には、アフガン警察が配備され、テロを警戒している。
 いつか、のんびりと6000メートル級の峰々を車窓から眺めながらアフガン鉄道の旅を楽しみたいものだ。

(T)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/sekai_no_1/51764198