2013年02月18日

上納システムの警察官

タイから

 華人が多くを占めるバンコクでは、中国の旧正月「春節」をお祝いする人は結構多い。そのおこぼれにあずかろうと、警察官もお年玉をおねだりするのは、いつものことだ。

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 なおこの旧正月の日となった2月10日、都内を巡回していた警察官2人が、仕立て屋の店主に現金を要求したことを社会問題として告発する記事が翌日、地元紙に掲載された。たまたま記者がその店に居合わせたことで、事が明らかになった経緯がある。ただ、これは誰もが知っている金のやりとりだ。

 路上の屋台は、取り締まる側の警察に“みかじめ料”を払っているし、バイクタクシーの運転手も、営業許可証をも意味する背番号入りの高額なチョッキを購入することで、交通警察官への支払いを済ませている。

 基本的にタイの軍隊は上層部から下に給料以外の金がばらまかれる一方、警察は下から上へと上納しなければならない構造にある。現場との接触面が多い、警察官はあの手この手を駆使して上層部に上げる資金調達を迫られるわけだ。

 庶民に一番身近なものと言えば、信号無視や駐車違反など交通違反で切符を切られる直前に効用を発する袖の下だ。軽い交通違反だと、現在の相場はタイ人で300バーツ(約800円)、日本人で1000バーツ(約2700円)といったところだ。国家に仕え、かつ上層部への奉仕活動もしなくてはならない警察官というのも大変な生業だ。

(T)

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sekai_no_1 at 11:38│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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