2013年02月28日

古代のサンゴ礁

米国から

 韓国人は山登りが好きな人が多い。米国在住の韓国系山登り同好会の友人に誘われ、何度か山登りに付き合った。同好会は、米東岸の近場から南米のアンデス山脈まで行動範囲は広い。韓国系が大好きな山の一つにテキサス州のグアダルーペ山がある。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ


 テキサス州とニューメキシコ州の境には広大な砂漠地帯が広がる。平坦な地形に見渡す限り、建物もほとんどない。2億5000万年前、ここに長さ600キロメートルの内海が生まれ、その縁に世界最大のサンゴ礁が形成された。長い歴史を通して、サンゴ礁は化石となり、そこに分厚い石灰岩の地層ができた。
 現在、ここには全米でも最大規模のカールズバッド洞窟、テキサス州で最も標高が高く石灰岩だけでできたグアダルーペ山脈などの国立公園が集まっている。カールズバッド洞窟国立公園には発見されているだけで83の洞窟があり、ほとんどは一般公開されていない。中にはこの世のものとも思えない造形美を秘めた洞窟もあるという。
 グアドルーペ山国立公園は一見、何の変哲もない岩山だ。その美しさは公園の奥深くに隠されている。公園の奥には「テキサスで最も美しい場所」と呼ばれるマキトニック峡谷がある。峡谷の両側には高さ数百メートルの石灰岩の岩山がそそり立ち、その谷間を砂漠のサボテンとともにモミジや松が覆っている。
 毎年10月末から11月初めは砂漠地帯には珍しい紅葉の季節で、この谷間が赤やオレンジの紅葉に彩られる。紅葉の頃には山登りが大好きな韓国系をはじめメキシコ系、白人などさまざまな人種のハイカーでにぎわう。
(K)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ


トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ