2013年03月04日

銃社会の日常

フィリピンから

 「パンパンパンッ」乾いた銃声が響く。次の瞬間、視界の隅にあった男性がパタリと倒れた。家族と思われる人々が絶叫しながら彼の元に駆け寄る。路上には黒光りする血だまり…。先日、マンションのベランダから目撃した光景だ。


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 夜中の2時ごろだろうか。外がやけに騒がしく目が覚めた。怒鳴り合う声に混じってガラス瓶が割れる音まで…。ベランダから下を見ると、数人同士のグループが路上で、何やら言い争いをしているのが見えた。酔っ払いのけんかかと思い、しばらく成り行きを見守っていると、地域の自警団が駆け付けた。

 これでようやく静かになると思った時だ。言い争うグループに近づく1台のバイク。ライダーの手元からハンカチがひらりと落ちたかと思うと、隠していた拳銃を構え、数メートル先の男性に向けて立て続けに発砲。風に乗って届く火薬のにおい…。悠然と走り去るバイク。あっという間の出来事だった。撃たれた男性は、病院に運ばれたが、胸に複数の銃弾を受け亡くなったと聞いた。すぐ隣の住人だった。

 この事件後、真剣に引っ越しを考えた。比較的安全な地域というのは、確かにあるが、どこも絶対ではない。問題なのは、あまりに銃が氾濫し、些細なトラブルでも、すぐに銃が使われることだ。

 どんなに安全対策を施しても、危険に巻き込まれる可能性はゼロではない。これは日本でも同じだが、この国ではその確率は飛躍的に高い。外国人が安心して暮らせる地域は限られる。

(F)

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sekai_no_1 at 15:32│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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