2013年03月11日

次期ローマ法王と預言

オーストリアから

 ローマ法王べネディクト16世が先月28日、719年ぶりに生前退位した。それを受けてバチカンでは12日に次期法王を選ぶ会議「コンクラーベ」が開かれる。

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 バチカン専門家たちは「ポーランドとドイツのローマ法王が続いたから今度はイタリア人が法王に就任するだろう」と予想しているが、「次期法王は欧州以外から選ぶべきだ」という声も強い。いずれにしても、コンクラーベには神が働くといわれ、予想外の枢機卿が選出される可能性も排除できない。

 「べネディクト16世が2000年続いてきた法王の最後の法王だ。次期法王はない」という預言もある。11世紀の預言者、聖マラキは「全ての法王に関する大司教聖マラキの預言」の中で1143年に即位したローマ法王ケレスティヌス2世以降の112人(扱いによっては111人)のローマ法王を預言している。そして最後の111番目がベネディクト16世というのだ。

 マラキは1094年、現北アイルランド生まれのカトリック教会聖職者。1148年11月2日死去した後列聖され、聖マラキと呼ばれている。彼は預言能力があり、ケレスティヌス2世以降に即位するローマ法王を預言した。

 その預言内容をまとめた著書「全ての法王に関する大司教聖マラキの預言」と呼ばれる預言書が1590年に登場した。カトリック教会では同預言書を「偽書」と批判する学者が少なくないが、その預言内容がかなり当たっていることから、多くの信奉者を持つ。

 べネディクト16世は「聖マラキの預言」内容を熟知していたはずだ。自身がローマ・カトリック教会最後のローマ法王となると予感していたかもしれない。たとえ、次期法王が今回のコンクラーベで選出されたとしても、もはや以前のように終身制の法王としてその職務を履行できないかもしれない。

(O)

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sekai_no_1 at 13:33│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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