2013年03月18日

庭園都市ヤンゴン

ミャンマーから

 10年ぶりにミャンマーの旧首都ヤンゴンを訪問した。
 かつて庭園都市といわれたヤンゴンは、高層ビルが建ち、若者のジーパン姿が目立った。

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 10年前には、巻きスカート状のロンジーをはいた男女が街を歩いていた。これが結構、美的センスに溢れていて、日本でいえば袴姿を彷彿させたものだが、これも「今は昔」の世界になろうとしている。

 驚かされたのは、静謐だったあのヤンゴンで車のラッシュが起きていたことだ。渋滞で身動きが取れなくなるバンコク程ではないが、それに近づいていることは確かだ。

 これは昨年、車の輸入税を大幅に引き下げたことが大きく影響し、ここ1年で一気に車両数が急増した経緯がある。

 市の中心街にあるボージョーアウンサン・マーケットも一変して、ローカルの市場から洒落たブティック街に豹変していた。とりわけ宝石売り場は、バンコクのデパートのそれと変わらないほどだ。

 かつてささやかれた庭園都市ヤンゴンというのは、あるものは自然の緑だけという皮肉が込められていたものだ。戦後しばらく、東南アジア最大の都市だったヤンゴンの復活がなるかどうか、ひとえに2年後に迫っている総選挙で決まる。次期政権政党の舵取りいかんでは、東南アジアでもう一つの庭園都市シンガポールにヤンゴンがなる日は近くなる。

(T)

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sekai_no_1 at 11:12│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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