2013年04月22日

「金行」に客が殺到

タイから

 タイの首都バンコクのチャイナタウンの顔というと、中心街ヤワラー通りに群居している「金行」だ。「金行」というのは金そのものや金装飾品の売買をし、入り口には当日の金の売値と買値がマジックで書かれている。金の売買単位はバーツ。それが発展して、タイ通貨バーツが誕生した。ちなみに銀行も、金行同様、銀を売買する店を意味していたものだった。

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 その金行で17日、異変が起きた。

 タイ人にとって最大の楽しみである大型連休タイ正月ソンクラン明けの17日、営業を再開した金行に多くの客が殺到したのだ。

 金行に人々が列を成したのは、世界的な金価格が暴落したためだ。タイ国内でも金製品の販売価格が大幅に下がり、店に入り切れない客が外にあふれ出すほどで、ネックレスを中心とした金製品を売却しようと殺到したのだ。

 「万事塞翁が馬」とはよく言ったもので、ソンクランでの喜びの絶頂の後に訪れた絶望の淵といったところだ。

 結局17日の金価格は、休み前に比べて1バーツ(15・2グラム)当たり2350バーツ(約8150円)安い1万9000バーツ(約6万5740円)に急落。1営業日当たりの下落幅は過去30年で最大を記録した。

(T)

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sekai_no_1 at 14:38│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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