2013年04月29日

総選挙で与野党逆転も

マレーシアから

 5月5日投票のマレーシア総選挙では、与野党の激しいつばぜり合いが続いている。

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 マラヤ大学民主選挙研究センターの世論調査では、野党連合のリーダーのアンワル元副首相が次期首相にふさわしいとの回答が43%に達し、39%だった現職のナジブ現首相を4ポイント上回った。

 特にマレー系有権者の間では、アンワル氏が54%と28%のナジブ氏を圧倒している。

 複合民族国家のマレーシアは、人口の過半数を占めるマレー系などの「ブミプトラ」のほか、華人系、インド系などから成る。ナジブ首相は、4年前の首相就任当初から「ワン・マレーシア」(一つのマレーシア)のスローガンを掲げ、華人系などへの配慮を見せてきた。だが、人口の約4分の1を占める華人系の支持は低迷したままだ。

 何より与党の伝統的な支持基盤となってきたマレー系住民の間でもアンワル氏に対する強い支持が広がってきている。

 なお同研究センターの世論調査では、与野党の政権公約に対する支持率では、野党連合の人民連合(PR)が42%と、36%の与党連合・国民戦線(BN)を上回っている。

 選挙は水もので最後の最後まで正確に読み切ることは不可能に近いが、このまま華人系やインド系を含め、マレー系住民の支持が伸びていけば、連合政権が目指している下院222議席中3分の2の安定多数回復どころか、初の政権交代というナジブ首相にとってみれば悪夢が現実のものとなる可能性をはらんだ空前の激戦となる見通しだ。

 BNが野党に転落すれば、寄り合い所帯の性格上、空中分解して政界再編が進むのは避け難い情勢となる。

(T)

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sekai_no_1 at 10:11│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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