2013年05月09日

日系人の「運動会」

ブラジルから

 先日の「こどもの日」、取材先の地方都市で「Undokai(運動会)」を見ることができた。地元の日系人会が毎年「こどもの日」に主催しているもので、 「盆踊り大会」と並び、日系社会最大のイベントの一つだという。

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 朝9時、郊外にあるイベント会場(日系人会所有)の中心には、鯉のぼりと日本、ブラジルの国旗がたなびき、数千人の人々が集まっていた。

 種目1番は「ラジオ体操」、運動場一杯に広がった子供たちが日本語のラジオ体操曲に合わせて体操をする様子は、地元のブラジルの子供たちも混ざってはいるものの、日本にいるかのように錯覚を覚えるほどだった。

 午前は子供の部。年代別のかけっこや障害物競走、玉入れや借り物競走など日本でも見慣れた競技だ。各競技で1番から3番までに入った子供たちは、賞品としてノートなどの学用品がもらえる。

 お昼になると、日系人会が用意した出店が並び、そばややきそば、寿司など「日本の味」に舌鼓を打つ。

 ただ、日本と違っていたのは、午後の「大人の部」に、地元の州知事や市長、日系議員などがイベント会場を訪れ、競技に参加していたことだ。政治家、しかも州知事までもが運動会に興じる様子はなかなか日本では見られないと思うが、聞けば日系人社会はまとまりが強い上に社会的に成功している人も多いので、ブラジルの政治家にとっても大切なイベントだという。

(S)

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