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　調査は２０１２年までの過去５年間のデータを基にしているが、欧米先進国での長引く不況の中でも、富裕層はそれなりに資産をため込んでいる。ただ、都市別に見ると、ニューヨークが横綱クラス、ロンドンが大関クラスで、東京はもう一つランクが下の関脇クラスだ。

　東京はマルチミリオネア番付でも２位になっているが、ビリオネアとなると、ニューヨーク７０人、モスクワ６４人、ロンドン５４人、香港４０人、北京２９人などの上位から引き離されて１４位に後退する。

　他方、国別にミリオネアの数を見ると、１２年時点で上位５カ国は、米国（５２３万１０００人）、日本（２１０万５０００人）、ドイツ（１３２万６０００人）、中国（１２８万人）、英国（６７万５０００人）の順だが、２０年になると、米国（７３１万８０００人）、中国（３３２万７０００人）、日本（２２０万２０００人）、ドイツ（１７４万６０００人）、インド（１００万２０００人）となる。中国とインドの台頭が著しいのに対して、日本は現状維持ということで将来はあまり明るくない。

（Ｇ）

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