2013年06月10日

屋台料理を売りに

タイから

 タイ国政府観光庁(TAT)は今月中旬、バンコク都心の商業施設セントラルワールドで観光促進イベント「タイフードフェスティバル」を開催する。同フェスティバルには50店以上の有名レストランや屋台などが出店するが、TATが力を入れようとしているのは「手軽でおいしい」をコンセプトにした屋台料理だ。

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 タイのワンルームマンションやアパートには台所がないものも少なくない。ニーズそのものが少ないためだ。

 というのも近場の屋台で30バーツ(約100円)程度の料理をビニール袋に入れてもらって家で食べる方が手間も金もかからないからだ。

 味も結構いける。なにせ、駅前のラーメン屋みたいに放っておいても人が入るわけではなく、味一つで客が激減もすれば固定客を付けることも可能なのが屋台の世界だ。

 このため手抜きは許されない。

 だからこそ、本物のタイ料理を食べたい通の旅行者は屋台の料理に舌鼓を打つ。ホテルで出されるトムヤンクンと屋台のそれでは明らかに違う。ホテルの料理は本物志向のタイ料理というより一般的外国人を対象とした料理にならざるを得ない。だからまずくはないのだが、きりりと締まった本物のタイ料理とは違った優等生の料理が並ぶことになるのだ。

 バケツの水で皿洗い、といった少々、衛生上の問題がないわけではない。だが、タイの屋台には、それを超えた料理人の魂が息づいている。

(T)

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sekai_no_1 at 08:56│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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