2013年07月15日

警察組織浄化に乗り出す

フィリピンから

 前回の選挙で当選を果たし、マニラ市長として政界に復帰したエストラダ元大統領。在任中の汚職で有罪判決を受けるなど、何かとダーティーなイメージが強い元大統領が、警察組織の浄化に力を注いでいる。

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 マニラ市の警官の悪評は有名だ。外国人観光客を相手に恐喝を働いたり、スリなどを働く子供ギャング団を背後から操って、上前をはねたりと、その腐敗ぶりは枚挙にいとまがない。前市長のリム氏は、国家捜査局の長官を務めた経験があり、マニラ市の治安改善に期待が寄せられたが、肝心の警察の不祥事や腐敗は依然として続いた。
 エストラダ市長は就任早々、マニラ市の警察組織の改善のために100日間の猶予を与えると宣言。特に腐敗警官の一掃を求めた。

 これを受け、マニラ警察は、まず「ゴースト・ポリス」と呼ばれる腐敗警官の洗い出しを始めた。ゴースト・ポリスというのは、主に要人やカジノなどの警護任務を言い訳に、給料日にしか警察署に顔を出さない警官のことで、実際には何もしていない連中とのことだ。

 このほど警察が行った確認作業では、430人がゴースト・ポリスであると判断。彼らを処分する方針を示した。

 マニラ市が「腐敗警官の温床」の汚名を返上できるかに注目が集まっている。

(F)

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sekai_no_1 at 11:08│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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