2013年07月22日

「水道水」有料への不満

オーストリアから

 音楽の都で中欧の観光都市、ウィーン市1区の喫茶店がここにきて水道水半リットル代2ユーロ50セント(約330円)をお客に請求し、固定客ばかりか観光客らからも苦情と不満の声が出ている。

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 ウィーンの水はアルプスの山から流れた清水で、欧州の主要都市の中で水道水をそのまま飲める数少ない都市だ。ウィーンのコーヒーがおいしいのはそのアルプスの水のおかげといわれるほどだ。そのように考えれば、500妝殴罅璽蹌毅哀札鵐藩弋瓩靴燭なるのは当然かもしれない。しかし、これまではミネラル水以外の水道水を注文するお客に対しては無料で運んで来た喫茶店がほとんどだ。それをここにきて突然、2ユーロ50セントを要求するとは何事か、といった不満が飛び出すわけだろう。

 ウィーンの場合、カフェの定番であるメランジェを注文すると、客が言わなくても水道水が入ったコップが運ばれる。ウィーンっ子はそれを当然と思ってきたが、ダダで水を運んで来る喫茶店がウィーン市以外にそんなに多くない、という現実がある。その上、一般的には喫茶店にとってもタダの水とコーヒーで何時間も席を独占されたら、客の回転が悪くなる。店のオーナーならば、「わが店では水道水の入ったグラスを1日平均200回運ぶ。もし水道水代を要求すれば、かなりのコストが浮く」(日刊紙エーステライヒ)という計算がすぐに働くわけだ。

 今のところ、ウィーン1区の観光エリアだけだが、他区にも波及するかどうかは目下不明だ。商工会議所関係者は水道水代を請求することに反対している。観光都市のイメージダウンにつながるのではないか、といった懸念があるからだ。

(S)

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sekai_no_1 at 13:29│Comments(0)TrackBack(0)ヨーロッパ 

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