2013年07月29日
ラッシュ緩和策
シンガポールから
淡路島ほどの国土に人口530万人を擁するシンガポールの人口密度は、香港に次ぎ世界第2位だ。
とりわけシンガポールの人口は、積極的な移民政策によりここ10年で3割増加した。それに伴って地下鉄の利用者は急増。朝のピーク時では一度に乗り切れず、次の電車を待つサラリーマンやオフィスガールが多く見受けられる。
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淡路島ほどの国土に人口530万人を擁するシンガポールの人口密度は、香港に次ぎ世界第2位だ。
とりわけシンガポールの人口は、積極的な移民政策によりここ10年で3割増加した。それに伴って地下鉄の利用者は急増。朝のピーク時では一度に乗り切れず、次の電車を待つサラリーマンやオフィスガールが多く見受けられる。
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国民の間では「外国人の受け入れによって、われわれの生活が不便になっている」との不満の声も聞かれる。
そこでプラグマティストの華人国家らしく、ユニークなラッシュ緩和策が先月から動き始めた。
それは早い時間に乗った人の運賃を、ずばり無料化するというものだ。
通勤ラッシュのピークは、朝8時から9時までの1時間だが、ラッシュに見舞われる中心部の16の駅の改札を平日の始発から7時45分までに通過した人には料金を無料に、また午前7時45分から8時までに通過した人には、およそ40円を割り引くことになった。
この割引料金はトータルで年間1000万シンガポールドル(約7億円)で全額、政府が負担することになっている。
政府はラッシュ時間帯の利用者の約1割が他の時間帯に振り分けられることを期待している。
新制度導入から1カ月後、早朝無料化・割引利用者は全乗客の7%に及んだという。目標の1割には満たないけれど、これまでの3%から倍以上の効果が出たことになる。
日本のような通学・通勤用の定期券がなく、自己負担を基本としたシンガポールでは、早朝無料化は歓迎されている。
その半面、早起きしても仕事が終わる時間は昔のままで、実質的に労働時間が増えるだけとの反発もあることから、労働時間のシフト制導入といった企業側の努力を含めた総合的な対策が望まれている。
(T)
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そこでプラグマティストの華人国家らしく、ユニークなラッシュ緩和策が先月から動き始めた。
それは早い時間に乗った人の運賃を、ずばり無料化するというものだ。
通勤ラッシュのピークは、朝8時から9時までの1時間だが、ラッシュに見舞われる中心部の16の駅の改札を平日の始発から7時45分までに通過した人には料金を無料に、また午前7時45分から8時までに通過した人には、およそ40円を割り引くことになった。
この割引料金はトータルで年間1000万シンガポールドル(約7億円)で全額、政府が負担することになっている。
政府はラッシュ時間帯の利用者の約1割が他の時間帯に振り分けられることを期待している。
新制度導入から1カ月後、早朝無料化・割引利用者は全乗客の7%に及んだという。目標の1割には満たないけれど、これまでの3%から倍以上の効果が出たことになる。
日本のような通学・通勤用の定期券がなく、自己負担を基本としたシンガポールでは、早朝無料化は歓迎されている。
その半面、早起きしても仕事が終わる時間は昔のままで、実質的に労働時間が増えるだけとの反発もあることから、労働時間のシフト制導入といった企業側の努力を含めた総合的な対策が望まれている。
(T)
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