2013年08月19日

減少する象

スリランカから

 スリランカというとヘラヘラ祭りが有名だが、その祭りの主役となる象がいないまま、祭りを開催する所も出てきている。

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 本来、祭りの象は主催者が業者に連絡を取って借りているのだが、その業者の飼育する象が15年前の500頭から140頭にまで減少している。

 そのうち元気な象90頭をやりくりして全国各地の祭りに参加させている。飼育されている象が減った理由の一つは、政府が野生象の捕獲を禁止したことが大きい。

 現在、飼育されている象は政府が捕獲を禁止した1975年以前に捕まえたものだ。
 アジアゾウの平均寿命は約70年。既に40年近くが経過して、業者が飼育している多くが高齢になっているのだ。

 政府が野生象保護に乗り出したのは、動物保護の観点からだけでなく、観光重視政策からでもあった。サファリツアーなど観光資源としても野生象を残しておく必要があったのだ。そうしたことから、今後も野生象の捕獲禁止は継続される見込みだ。

 また象の仕事自体も減少傾向にある。以前は材木運びなどの重労働を担っていたが、ショベルカーなどの重機の普及で、象の出番が減っているのだ。

 伝統の祭りを維持するのが難しくなっている現在、政府は2年前から、事故などで親をなくした孤児ならぬ孤象を大きな寺などに寄進する運動を起こしている。しかし、その数となると、これまでに12頭とまだ焼け石に水でしかない。

(I)



sekai_no_1 at 11:07│Comments(0)TrackBack(0)アジア 

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