2013年08月19日
高まる外国人排斥傾向
スイスから
スイスで外国人排斥傾向が高まってきている。独週刊誌シュピーゲルはスイスを「アパルトヘイトの国」と辛辣に批判しているほどだ。同国で少数派民族や外国人への排斥傾向が表面化した最初の出来事は、同国が2009年11月29日、イスラム寺院のミナレット(塔)建設禁止を問う国民投票を実施し、建設禁止を可決した時だろう。イスラム・アラブ諸国から当時、激しい批判を受けた。
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スイスで外国人排斥傾向が高まってきている。独週刊誌シュピーゲルはスイスを「アパルトヘイトの国」と辛辣に批判しているほどだ。同国で少数派民族や外国人への排斥傾向が表面化した最初の出来事は、同国が2009年11月29日、イスラム寺院のミナレット(塔)建設禁止を問う国民投票を実施し、建設禁止を可決した時だろう。イスラム・アラブ諸国から当時、激しい批判を受けた。
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最近では、同国のアールガウ州の小町ブレムガルテンが難民申請者に対し、公共施設、例えば、市営プールの使用を禁止しようとしたことだ。それが伝わると、国内外から「民族主義的」といった批判の声が上がった。
また、米国のトークショーの著名な女性司会者、アフリカ出身のオブラ・ウィンフリーさんがチューリヒの高級ブティックでバッグを見ていた時、「あなたはこのような高級品は買うことはできないでしょう」と店員から言われたというのだ(店主が後日、謝罪している)。同国のトゥールガウ州のビュルグレンでは公共学校でのイスラム教徒のスカーフ着用を禁止した(同国連邦裁判所が先日、「禁止の十分な理由がない」と同禁止令を撤回させた)。
同国では北アフリカ・中東諸国の民主化運動「アラブの春」以降、それらの地域から難民申請者が激増し、犯罪が急増してきた。それに呼応して、国民の間で外国人排斥傾向が高まってきたわけだ。ちなみに、同国で6月9日に行われた難民法改正を問う国民投票では、現難民法の強化に約78・5%が賛成票を投じている。
スイスの難民数は人口比ではドイツ、オーストリア、フランスより多い。同国より多いのはスウェーデン一国だけだ。小国スイスで急台頭してきた外国人排斥傾向は他の欧州諸国へ伝染する危険性がある。
(O)
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また、米国のトークショーの著名な女性司会者、アフリカ出身のオブラ・ウィンフリーさんがチューリヒの高級ブティックでバッグを見ていた時、「あなたはこのような高級品は買うことはできないでしょう」と店員から言われたというのだ(店主が後日、謝罪している)。同国のトゥールガウ州のビュルグレンでは公共学校でのイスラム教徒のスカーフ着用を禁止した(同国連邦裁判所が先日、「禁止の十分な理由がない」と同禁止令を撤回させた)。
同国では北アフリカ・中東諸国の民主化運動「アラブの春」以降、それらの地域から難民申請者が激増し、犯罪が急増してきた。それに呼応して、国民の間で外国人排斥傾向が高まってきたわけだ。ちなみに、同国で6月9日に行われた難民法改正を問う国民投票では、現難民法の強化に約78・5%が賛成票を投じている。
スイスの難民数は人口比ではドイツ、オーストリア、フランスより多い。同国より多いのはスウェーデン一国だけだ。小国スイスで急台頭してきた外国人排斥傾向は他の欧州諸国へ伝染する危険性がある。
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