2013年11月01日

国営銀行の特別な融資

ロシアから

 先日、あるロシアの大手銀行から手紙が届いた。開けてみると、「特別な融資のご提案です」とある。必要な書類は「パスポート」だけ。「銀行の店舗に一回行くだけで、融資を受けることができます」

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ


 そして、次を見て、「目が点」になった。「金利は、18・4%まで下がりました!」この銀行は、「国営」である(一部株式は公開されているが)。それが、こんな「サラ金」のような提案をしている。

 なぜそうなのか?理由は、インフレ。ロシアのインフレは、ソ連崩壊直後からずっと続いている。2012年のインフレ率は、公式発表によると6・6%。それが事実なら、国営銀行は18・4%〜6・6%=実質11・8%で金を貸していることになる。

 しかし、この「6・6%」という数字を信じている人は誰もいないのだ。電気、水道、電話代など、いわゆる公共料金は、年に1度、一気に20〜30%上がる。食料品も、ある日突然20〜30%上がる。住んでいる人々は、インフレ率は年20〜30%と感じている。

 そして、ロシア政府は、国民に「金をドンドン借りるよう」奨励している。そのため、軽い気持ちで金を借り、「借金地獄」に落ちていった人が本当に多い。

 若い世代の不満は、ローンが組めず、「家が買えない」こと。ロシアの銀行は、「家購入のための融資」でも金利を下げないのだ。

 結局、「借家でがまんし続けるか」「無理して買って借金地獄に落ちるか」という二者択一を迫られる。

 高いインフレ率と高い金利。この二つは、プーチン政権の支持率を下げる、主な原因になっている。

(Y)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ


sekai_no_1 at 13:12│Comments(0)TrackBack(0)ロシア 

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


Profile
世界日報社
日刊紙を発行する新聞社。世界各地に特派員を配置し、海外情勢とオピニオンにめっぽう強い。日本初の電子新聞も運営中。
QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ