2014年01月15日

“2人勝ち”経済

韓国から

 もう何年も前だが、韓国大手企業のサムスン電子に入社した新入社員が早朝から深夜まで続く勤務に耐え切れず、いつ会社を辞めようかとばかり考えていたが、自分の口座に振り込まれる給与の多さにそれまでの疲れが一瞬にして吹っ飛び、またヤル気を起こして出社する、という話を聞いたことがある。世界的ブランドに上り詰めた一流企業らしいエピソードだなあと感心したのを覚えている。

★ 続きを読む前に、ご協力お願いします! ⇒ 人気blogランキングへ


 そのサムスン電子を中核とするサムスングループと現代自動車グループのいわゆる2大財閥の寡占がますますひどくなっていることがこのほど分かり、話題になっている。一昨年、韓国全企業に占める2大財閥の割合を見たところ、純益で35%、時価総額で37%、営業利益で22%という突出ぶりだった。しかも年々この割合が増加傾向にあるというから恐れ入る。こうなると韓国経済は“1人勝ち”ならぬ“2人勝ち”だ。

 だが、これは誰が見てもいびつな構造だ。「サムスンと現代自がこけたら韓国経済全体がこける」ためだ。サムスンはかつて半導体、その後は液晶パネル、現在はスマホで稼ぎまくっている。日本企業にはとても真似(まね)できない巨額投資で競争力のある製品に集中したが、稼ぎの大半は輸出。現代自も北米市場向けを中心に輸出が多い。グローバル競争時代ではいつ“落日”が訪れるか分からないものだ。

 地元メディアは、世界的なIT企業だったノキアが他社との競争の末、マイクロソフトに買収され、フィンランド経済が低迷し始めたことを教訓とすべきだとし、「サムスンなき経済に備えよ」と警鐘を鳴らしている。

(U)

★ これは面白い、と思った方はクリックを!! ⇒ 人気blogランキングへ


sekai_no_1 at 13:52│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

トラックバックURL

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

電子ブック
シベリア鉄道見聞録 ウラジオストクからモスクワまで、「ロシア号」6泊7日同乗ルポ! ほか電子ブック多数!
メルマガ

このブログは、メルマガ「ワールド・ニューズ・メール」と連携しています!


Profile
世界日報社
日刊紙を発行する新聞社。世界各地に特派員を配置し、海外情勢とオピニオンにめっぽう強い。日本初の電子新聞も運営中。
QRコード
QRコード
最新コメント
訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

月別アーカイブ