2014年03月17日

ロシアン・ルーレット

ミャンマーから

 ラッショーは中国国境に近いミャンマーの辺境にあり、アヘンを作って総兵力2万5000人とも言われる武装集団を維持しているワ族の居住地域とも近い所だ。政府とは停戦合意していて、自治権を獲得しており、事実上、アヘン製造は黙認事項となっている。

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 ラッショーで知り合った英語教師のキョウゾーウイン氏(41)に「ケシ畑を見ることは可能か」と尋ねた。

 キョウゾーウイン氏は「私は見たことはない。ラッショーの住民でも、ケシ畑がどこにあるのか知っている人は3人もいないだろう」と言い、続けて「運良くケシ畑に人がいなくて、写真が撮れるかもしれないが、もし見つかったら銃撃されるのは間違いない。イチかバチかのロシアン・ルーレットを仕掛ける覚悟はあるのか」と言う。

 無論、ライフルの銃弾をかいくぐって写真を撮る根性は持ち合わせていない。ケシの花は、人を消す花でもある。

 ラッショーでボランティアグループの所長として、働いている日本人がいるということで、事務所を訪ねた。あいにく日本人所長は、フィールドワークで地方に出掛けていて会えなかったが、ミャンマー人のメンバーが医療奉仕活動の説明をしてくれた。

 その説明によると、「ラッショー近辺で一番深刻な疾病はマラリアとエイズだ」と言う。

 エイズ発症の感染源のほとんどは、薬物注射による注射針の使い回しによるものだ。ほとんどの住民は、ケシ畑を知らないが、その毒牙の傷だけは痛々しいほどにある。

(T)

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