2014年03月18日

深刻なパリの大気汚染

フランスから

 13日の深夜、パリ中心部の大気質指標(AQI)が、大気汚染が世界で最も深刻といわれる中国・北京とほぼ同等に達したとの発表があった。世界有数の観光地として多くの人々を魅了してきたパリの大気汚染は深刻と言える。

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 パリ市当局は、これを受け市内の公共交通機関を3日間無料にすると発表した。つまり、パリへの車の乗り入れを極力減らし、特に自家用車の利用を自粛してほしいという狙いがあった。

 公共交通機関を無料化するのは、大規模なゼネストの時やシステムの故障の時ぐらいだが、海外から来た観光客にとっては、朗報だったと言える。

 大気汚染といっても中国のPM2・5とは違う直径10ミクロン未満のPM10粒子の大気中濃度が特に高くなっていることが報告されている。街には自転車利用者が増えたように見える。

 ただ、自転車に乗る市民も不安を隠せない。通常、フランス人にはマスクをする習慣がまったくない。

 日本で花粉症などを理由にマスクをする人々の光景がテレビで紹介されると、「日本人には相当病気を患っている人が多いようだ」と言うくらいだ。

 そんなフランス人が自転車専用のスポーティブなマスクをして走っている姿に違和感を持つ。そういえばフランスでは法律で完全に顔を隠してしまうイスラム教のブルカなどは着用が禁止されている。自転車利用者がマスクとヘルメットをするのはいいのだろうか。

 パリ市の大気汚染を受け、車のナンバープレート末尾の奇数・偶数で1日置きに車両の使用を規制する案や貨物自動車の市内通行禁止の案も出ているが実現しそうにない。日本に比べ、車通勤者が多く、通常、車に乗る人は電車には乗りたがらない。当局の願いも実現は難しそうだ。

(M)

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