2014年03月21日

警戒を呼ぶ国の自信回復

ロシアから

 ソチオリンピックでのメダル獲得数はロシアが最高で大会は大成功だった、と国民の評価はすこぶる高い。それは「誇れるロシアの自信」に繋(つな)がった。ソ連崩壊以来、沈みゆくロシアをいやというほど思い知らされてきた国民にとっては忘れかけていた超大国の興奮だ。

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 驚くべきことにウクライナ問題で、クリミア半島のロシア帰属に関しては、政権の素早い対応と強いロシアを誇示したことでプーチン大統領の支持率が上昇している。クリミアは住民投票でロシア連邦への編入を決めた。「クリミアはロシアのもの」という国民の変わらぬ意志が、プーチン大統領の強みだ。

 自国民の保護を掲げて行動するロシアに警戒心を募らせているのはロシア人を多数抱える旧ソ連の国々だ。バルト三国は戦略的要衝であり、ロシア人なら一度は行ってみたがる進んだ国。ロシアが未練を持っていないはずはない。資源に恵まれたカザフスタンも人口の4分の1はロシア人だ。

 ウクライナという“親類”の信頼を失ったロシア。しかし困るのはウクライナの方かもしれない。生活必需品の貸し借りが当たり前だった近所付き合いが壊れて、今までのように気楽に拝借できなくなるというのは、ウクライナにとってダメージが大きい。

 個人主義の欧米の国々には理解できないかもしれないが、旧ソ連圏では相互扶助は普通の文化なのだ、ウクライナはロシアを敵に回し、慣れない個人主義、合理主義の欧米とこれからうまくやっていけるのだろうか。それ以上にウクライナ東部の多数のロシア人がウクライナの反露親欧米政権に何を仕掛けてくるか気になるところだ。

(N)

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