2014年05月28日

法律家はカネ好き?

韓国から

 水曜・木曜夜のゴールデンタイムに放映中のドラマ「改過遷善」が、今こちらで人気だ。主人公は国内最大の法律事務所で働くスゴ腕弁護士。戦後補償関連の裁判で日本企業の弁護をして勝ち、父親から「良心もないのか」と叱られても、ひたすら高額な弁護料を求めてわが道を行く。そんなある日、交通事故で記憶喪失になったのをきっかけに人情味あふれる人権弁護士に変貌していく……というストーリーである。

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 「改過遷善」とは南宋の儒学者・陸象山が残した言葉だそうで、「過ちを改め自らを新たにする」という意味だ。「カネのためなら何でもあり」を見せる設定が「日本企業の弁護」というのはいかにも韓国らしいが、展開の速さやキャスト好演などで視聴率は好調だ。

 旅客船沈没事故の責任を取って辞意を表明した首相の後任に最高裁判事を務めた法律の専門家が内定した。朴槿恵大統領は側近に法律家と軍人の起用が目立つと言われるが、今回もその通りとなった。若いころに両親が暗殺された後、周囲が手のひらを返すように自分のそばを離れて行ったことで人間不信に陥り、「信じられるのは法律と銃弾だけ」と考えるようになったのでは――という説もあるくらいだ。

 ところが、この首相候補者が判事退任直後、法外な弁護料を受け取っていたことが分かり、波紋を広げている。韓国では判事や検事を辞めた後に弁護士となって高額報酬をもらった者が政府高官に任命されるたびに「前官礼遇(退任後も在任時と同じ待遇を受けること)だ」と批判されてきた。

 ドラマのように記憶喪失になるわけにもいくまい。大統領のため息が聞こえてきそうだ。

(U)

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sekai_no_1 at 15:19│Comments(0)TrackBack(0)韓国・北朝鮮 

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