2014年06月02日
最悪の空港さらに悪化
フィリピンから
ある旅行関係のウェブサイトが行った調査で、2年連続で「世界最悪の空港」に選ばれ有名になったマニラ(ニノイ・アキノ)国際空港の第1ターミナルが、さらに最悪の状況に陥っている。
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第1ターミナルの問題は、建物が既に30年以上経過しており、利用者の増加に全く追い付いていないことにある。施設の全てが老朽化しており、天井の崩落事故やトイレが少ないなど、利用客の不満は増えるばかり。これに対応するため、大規模な改修工事が行われているが、ここでまた思わぬ問題が発生した。
何と真夏の真っただ中に、工事の影響で空調が利かなくなったのだ。サウナ状態となったターミナル内では、既に何人かの利用客が暑さに耐えられず卒倒しており、空港の悪評に拍車を掛けている。
さらに、このところ苦情が集まっているのが空港タクシー。空港ではマニラ名物の悪徳タクシーを排除する目的で、一部の許可を得た業者だけがタクシーを運行できるようになっている。ところがこの通称イエロータクシーが、メーターを使わず高額な運賃を客に吹っ掛けるなど、本末転倒の結果となっているのだ。
これらのありがたくない「洗礼」は、この国に足を踏み入れる観光客の警戒心を呼び覚ますという意味では、少しは役に立っているのかもしれない。しかし、このままでは世界最悪の汚名返上は遠のく一方だ。
(F)
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何と真夏の真っただ中に、工事の影響で空調が利かなくなったのだ。サウナ状態となったターミナル内では、既に何人かの利用客が暑さに耐えられず卒倒しており、空港の悪評に拍車を掛けている。
さらに、このところ苦情が集まっているのが空港タクシー。空港ではマニラ名物の悪徳タクシーを排除する目的で、一部の許可を得た業者だけがタクシーを運行できるようになっている。ところがこの通称イエロータクシーが、メーターを使わず高額な運賃を客に吹っ掛けるなど、本末転倒の結果となっているのだ。
これらのありがたくない「洗礼」は、この国に足を踏み入れる観光客の警戒心を呼び覚ますという意味では、少しは役に立っているのかもしれない。しかし、このままでは世界最悪の汚名返上は遠のく一方だ。
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