2014年08月29日

犯罪予測システムの導入

米国から

 スティーブン・スピルバーグ監督の代表作の一つに、トム・クルーズ主演の「マイノリティ・リポート(少数報告)」という未来物SF映画がある。西暦2054年の米国が舞台で、プリコグ(予言者)と呼ばれる3人の予知能力者で構成された犯罪予知システムが活用されている。犯罪予防局の刑事がそのシステムの情報をもとに、犯罪発生が予知された現場に急行し、未然に犯罪を阻止するという設定だ。

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 これと似たような警察活動が現在、米国で導入され始めている。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の学者らが開発した犯罪予測モデルのアルゴリズムを応用した犯罪予測システムのことだ。過去の犯罪発生データに基づいて、その日に犯罪が発生しそうな場所、時間帯を予測し、警察官をその場所に配置することにより、犯罪を防止したり、犯罪容疑者を迅速に逮捕するというものだ。これはプレディクティブ・ポリシング(予測警備)と呼ばれている。

 このシステムは実際に、カリフォルニア州サンタクルズで2011年7月から導入されており、12年には6%、2013年には11%と犯罪発生率を引き下げることに成功している。ロサンゼルス市警察も2011年10月から市の一部地区で試験的に予測警備を導入して成果を確認し、以後市全体の警察署で本格的にこのシステムを活用している。

 予測警備は、カリフォルニア州以外でも、シアトルを含むワシントン州、サウスカロライナ州、アリゾナ州、テネシー州、イリノイ州などでも導入されている。

(K)

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