2015年04月03日

初めての落語に大反響

エジプトから

 エジプトの首都カイロで3月下旬、同国史上初めて「落語」が披露された。国際交流基金カイロ事務所が、エジプト人に日本文化の一端を紹介する目的で企画したのだが、予想以上の反響に、両国関係者が驚いている。

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 ナイル川沿いにある駐エジプト日本大使館のホールには、過去のいかなる催しの時よりも多くの人数が集まり、200人を超えたという。椅子がこれ以上入らないほど並べられ、最後部には立ち見の人も現れる始末だ。実は、申し込み期日を過ぎて申し込み、断られた人も多いという。

 あるエジプト人は、自分は日本語を学んでいるが、落語の言葉を理解できて笑えるのだろうかとしきりに不安を訴えていたが、声を上げて大笑いしていた。日本文化の新たな一面がエジプト人にかなり理解されたことに感動した。彼女は一気に落語ファンになり、思い出しては、そのくだりを真似して笑い転げているという。

 ただ、主催する側にも努力があった。一文一文をアラビア語に翻訳し、落語家の背後にセットした画面に映し出したのだ。言葉が早くて聞き取れなくても、アラビア語文章を見れば理解できるのだ。

 落語家も努力した。一字一句、順番も、全く間違わずに語らねばならないのだ。さらに驚いたことに、この落語家は、英語でも講演したという。英語講演には立ち会えなかったが、かなりの笑いがあったと聞いた。落語の国際化が進むことに希望を持った一日だった。

(S)

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